四神——青龍、朱雀、白虎、玄武。
東西南北を守る、四体の神獣です。
この四神をテーマにした音源シリーズを作るとき、
最初に決めなければならなかったのは「どの神獣に、どの周波数を当てるか」でした。
適当に選ぶこともできます。でもそれでは、なぜその音なのか自分でも説明できません。
そこで、方位・季節・五行の色という、四神に元からある構造を手がかりにしました。
作った設計表
こうなりました。
| 神獣 | 方位 / 季節 | 五行 / 色 | 周波数の流れ |
|---|---|---|---|
| 青龍(昇龍) | 東 / 春 | 木 / 青緑→金 | 432 → 528 → 888Hz |
| 朱雀 | 南 / 夏 | 火 / 緋赤 | 396 → 639 → 741Hz |
| 白虎 | 西 / 秋 | 金 / 白 | 285 → 528 → 852Hz |
| 玄武 | 北 / 冬 | 水 / 黒 | 174 → 285 → 396Hz |
四神は四季を一巡する構造になっています。
春に始まり、夏、秋、そして冬。一年をかけて四体を巡る配置にしました。
なぜこの周波数なのか
玄武(北・冬)に、いちばん低い音を置きました。
北の冬、水、黒。ここは一年でもっとも静かで、沈んでいく季節です。
174Hzという最も低い帯から始めて、285、396と、ゆっくり上がる。
眠りのための音を作るなら、ここしかないと思いました。
実際、このシリーズで8時間の睡眠版を作ったのも玄武です。
朱雀(南・夏)は、いちばん華やかにしました。
南の夏、火、緋色。396Hzから始めて639、741と上がっていく。
下から上へ抜けていく形が、翼を広げて昇る絵と合いました。
青龍(春)は、青緑から金へ変わるという色の指定が先にありました。
音のほうも432から888へと、大きく開いていく形にしています。
つまり、色が先で、音が後でした。
絵として決まっている変化に、音のほうを合わせにいった格好です。
白虎だけ、計画と違うものになりました
正直に書きます。
企画の段階では、白虎の周波数は 852 → 528 → 396Hz、つまり下降にしていました。
西・秋・金・白。断ち切る、決める、という方向のイメージだったからだと思います。
ところが、実際に公開したものは 285 → 528 → 852Hz と、上昇になっています。
途中で変えたのです。
そして——なぜ変えたのか、記録が残っていません。
たぶん、作ってみて「下降で終わると、終わってしまう感じになる」と思ったのだろうと想像はできます。
10分の音源が低い音で閉じるのと、高い音で開いて閉じるのとでは、聴後感がかなり違います。
でも、それは今の自分の推測でしかありません。当時どう考えたかは、もう分かりません。
判断そのものより、判断した理由を残しておかないと、後から自分でも分からなくなる。
これはこのシリーズを通していちばん身にしみた教訓です。
いまは、決めたことと一緒に「なぜそうしたか」を書き残すようにしています。
ご利益について、書いておきたいこと
四神には、それぞれ伝統的に語られてきた意味があります。
青龍は成長、朱雀は縁と表現、白虎は決断、玄武は健康と長寿——といった具合です。
これらは古くからそう語られてきた、という文化の話です。
音源のタイトルや説明にもこうした言葉を使っていますが、
その音を聴けばそうなる、という意味ではありません。
周波数に、そうした働きがあると科学的に確かめられているわけではないからです。
わたしが作っているのは、その物語に合う雰囲気の音であって、効果を持つ何かではありません。
ここは混同しないように、いつも気をつけています。
設計表があると、迷わない
この表を先に作っておいて、良かったと思っています。
新しい一体に取りかかるとき、方位も季節も色も周波数も、もう決まっている。
だから「今回はどうしよう」と毎回ゼロから悩まずに済みます。
決めるべきことを前もって減らしておくと、
実際に作る段階では、音そのものに集中できます。
四体そろうまで、あと少しです。
※本記事は健康・医学的な効果を保証するものではなく、医療の代替となるものではありません。心身の不調がある場合は、医師などの専門家にご相談ください。


