【制作ノート】作り手の耳は13,000Hzまでだった|耳年齢テストを自分でやって分かった、機器と耳の切り分け

耳年齢テストの結果:モニター内蔵スピーカー8,000Hz、有線イヤホン13,000Hz

先日、耳年齢テストという道具を作りました。高い音が何Hzまで聞こえるかを、ブラウザでその場で測るものです。作った理由はひとつで、音源を作る自分が「自分には聞こえない高さの音を、気づかずに人に届けていないか」を確かめたかったからです。作った本人がやった結果を書きます。

1回目:8,000Hz(モニター内蔵のスピーカー)

最初は、パソコンのモニターに内蔵されたスピーカーで試しました。基準の音(1,000Hz)ははっきり聞こえました。テストを進めると、8,000Hzまでは聞こえ、10,000Hzから上は何も聞こえませんでした。結果は「8,000Hz」。年齢の目安では「60代以上」に当たります。

2回目:13,000Hz(有線イヤホン)

同じ日に、有線のイヤホンで同じテストをやり直しました。結果は「13,000Hz」。目安では「50代」です。端末が出せる上限は21,600Hzと表示されていたので、イヤホンの側は余裕がありました。

5,000Hzの差は、耳ではなく機器の差だった

同じ耳、同じ日、同じ音量の合わせ方で、結果が5,000Hz変わりました。変えたのは機器だけです。モニター内蔵のような小さなスピーカーは、高い音を出す力が弱く、音は出ているはずでも空気を十分に動かせていません。1回目の「8,000Hz」は、耳の上限ではなく、スピーカーの上限でした。

道具を作るとき、結果の画面に「この端末が出せる上限」を出し、本文に「まず機器を疑ってください」と書きました。それが正しかったことを、作った本人の結果で確かめることになりました。

13,000Hzという数字をどう受け取るか

目安の「50代」は、広く出回っている経験則で、医学的な根拠のある基準ではありません。年齢とともに高い音から聞こえにくくなること自体はよく知られた事実ですが、個人差が大きく、同じ人でも機器や環境で変わります。有線イヤホンでの13,000Hzも、別のイヤホンなら少し変わるかもしれません。確かなのは、「自分の耳は、少なくとも今の環境では13,000Hzあたりが上限らしい」というところまでです。

作り手として、ここから決めたこと

ヒーリング音源には、13,000Hzより上の成分が含まれることがあります。楽器の倍音の上のほう、ノイズの層の「サー」という部分、リバーブの残響などです。その帯域は、自分の耳では確かめられません。聞こえないものを「問題ない」と判断するのは、判断していないのと同じです。

だから、自分に聞こえない帯域は、耳ではなく計測で確かめることにしました。音源の周波数の分布を実際に測り、高い帯域に何がどれだけ入っているかを数字と図で見る。その実測は、次の記事で自作の528Hz音源を例に載せます。

試す方には

  • まず有線のイヤホンかヘッドホンで。スピーカーやBluetoothの結果は、機器の上限かもしれません。
  • 高い音が聞こえないからといって、音量を上げないでください。
  • 結果は目安です。聞こえ方に不安があるときは、耳鼻咽喉科で検査を受けてください。

耳年齢テストはこちら(無料・登録不要)。音の高さそのものを確かめたい方は周波数ラボへ。

※本記事は健康・医学的な効果を保証するものではなく、医療の代替となるものではありません。心身の不調がある場合は、医師などの専門家にご相談ください。